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更新日:2019年1月1日
大村市議会
九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)は、西九州地域の産業振興や交流人口の拡大等につながる重要な交通基盤であり、本年3月に全線開業した鹿児島ルートと一体的に整備することで、アジアの玄関口である九州地域の一体的浮揚をもたらすとともに、中国・関西圏との連携による社会経済の発展にも大きく寄与するものである。
整備新幹線は、先の「東日本大震災」でもその安全性が実証され、また、早期に復旧がなされている。このようなことから、西九州ルートは、災害時に他の公共交通機関が被災した場合の代替交通手段としての役割も果たすものであり、災害対策の観点からも一日も早い整備が必要である。
また、西九州ルートの沿線地域では、官民が一体となって、新幹線を活用した魅力あるまちづくりに取り組んでいるところであり、本市においても在来線との乗換駅を含む新大村駅(仮称)及び駅周辺を整備し、地域公共交通機関の拠点、高速交通の結節点、情報発信の拠点として、また、中心市街地をはじめとする市内全域との連携による市全域の活性化につなげるため、「新幹線開業に向けた基本計画」の策定を進めているところである。
このような中、本市では、高速交通の拠点である長崎空港、長崎自動車道大村インターチェンジに続き、新幹線が早期に整備され、新大村駅が開業されることで更なる経済交流の活発化、経済発展の起爆剤となることを期待するものであることから、西九州ルートの一日も早い全線開業を望むものである。
西九州ルートの整備効果を最大限に発揮させるためには、武雄温泉~長崎間の早期一括開業が必要であるが、わずか21kmの未着工区間が残されているため、開業の見込みが立っていない。
よって、国におかれては、一日も早く、未着工区間である諫早~長崎間の認可・着工がなされることを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成23年9月27日
長崎県大村市議会
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣 殿
財務大臣
国土交通大臣
内閣官房長官
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