【国民生活センター】蒸気が出る家電でのやけどに注意
事例
- 事例1
当事者9カ月女児の事例は「寝室にある熱い蒸気が出る加湿器の電源を入れて、ドアを開けていた。子どもが寝室に入ってきて、蒸気の出口に手を突っ込み泣いた。手の指にやけどを負った」というものでした。
- 事例2
当事者1歳2カ月男児の事例は「炊飯器をキッチンにある高さ60から70センチの引き出しの上に置いていた。普段はキッチンの柵をしているが開いており、子どもが炊飯器の蒸気口に両手を置き泣いていた。母親が泣き声で気付いたが、やけどを負い24日間入院した」というものでした。

国民生活センターから「ひとことアドバイス」
- 炊飯器、ポット、ケトル、スチーム式の加湿器などの家電から出る蒸気は、蒸気口では100度近い高温になっている場合があります。高温の蒸気は数秒触れただけでやけどを負う恐れがあるため大変危険です。
- 蒸気が出る家電を使う際は、乳幼児の手が届かない位置に置きましょう。
- 蒸気レス、蒸気カット、蒸気セーブなどの高温蒸気への対策機能が表示された家電もあります。蒸気によるやけどを防ぐために、これらを選ぶことを積極的に検討しましょう。
本情報は、独立行政法人国民生活センター発行の「子どもサポート情報第175号(令和3年10月26日)」からの情報をもとに編集・発行しています(本文イラスト:黒崎玄)。

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