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更新日:2023年3月3日

【国民生活センター】賃貸アパート退去時の原状回復のトラブルに注意

事例

家賃6万5千円で2年間住んだ築30年のアパートを退去した。管理会社から、壁クロス張り替え代、床工事費、ハウスクリーニング代、エアコン洗浄費など約17万円の原状回復費用を請求され、家賃の日割り返金分と敷金との差額約5万円を支払うように言われた。ハウスクリーニング代とエアコン洗浄費は契約書に記載があるので払うが、壁や床は汚していないし、壁のクロスは入居時につぎはぎだらけだった。支払いたくない。(当事者:学生)

国民生活センターから「ひとことアドバイス」

  • 賃貸住宅を退去する際の原状回復について、年月の経過による変化や普通に使っていて付いた傷などの修繕費用は、借主が負担する必要はないとされています。納得できない費用を請求された場合は、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を参考に、貸主側に説明を求め、話し合いましょう。
  • 退去時だけでなく入居時も、貸主と一緒に部屋の状態を確認し、確認内容をメモしたり、傷や汚れの写真を撮ったりして記録に残しましょう。
  • 契約する際は、契約内容や特約などをよく確認しましょう。

本情報は、独立行政法人国民生活センター発行の「子どもサポート情報第193号(令和5年2月14日)」からの情報をもとに編集・発行しています(本文イラスト:黒崎玄)。

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