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更新日:2022年9月6日
日本脳炎ウイルスの感染でおこります。ヒトからヒトへ感染することはなく、ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。
感染者のうち100~1,000人に1人が脳炎を発症します。7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどをおこす急性脳炎になります。脳炎のほか髄膜炎や夏かぜ様の症状で終わる人もいます。脳炎にかかった時の死亡率は約20~40パーセントですが、神経の後遺症を残す人が多くいます。
流行は西日本地域が中心ですが、ウイルスは北海道など一部を除く日本全体に分布しています。
初めて受けるときは、生後6カ月から90カ月(7歳6カ月)未満(標準的な接種期間:3歳)の間に、6日から28日までの間隔をおいて2回接種(1期初回)し、翌年(概ね1年経過後)に1回接種(1期追加)します。これらの3回の予防接種で日本脳炎に対する抵抗力(基礎免疫)ができると考えられています。
さらに9歳以上13歳未満(標準的な接種期間:9歳)で1回接種(2期)します。
生後6カ月から90カ月(7歳6カ月)未満
初回接種:3歳、追加接種:4歳
初回接種:6日から28日の間隔をおいて2回皮下接種
追加接種:初回接種終了後、おおむね一年おいて1回皮下接種
(初回接種2回、追加接種1回、合計3回接種します)
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン
9歳~13歳未満
9歳
1回皮下接種
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン
主な副反応としては、発熱(37.5度以上)や接種した部位の腫れなどの局所反応があります。
平成17年5月30日から平成22年3月31日の間、日本脳炎予防接種に関して積極的勧奨を差し控えていました。
積極的勧奨の差控えにより接種の機会を逃した人には、特例措置があります。日本脳炎予防接種の特例措置をご確認ください。
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