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更新日:2025年3月14日
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳ころ)にかかりやすい病気です。主な症状は、水のような下痢、吐き気、嘔吐(おうと)、発熱、腹痛です。
ふつう、5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院治療が必要になることがあります。5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40~50パーセント前後はロタウイルスが原因です。
ロタウイルスワクチンは次の2種類あり、同様の効果がありますが、接種回数や接種時期が異なります。
出生6~24週
初回接種は生後2カ月~出生14週6日後
27日以上の間隔で2回を経口接種
易刺激性(ぐずりやすくなる)、発熱、下痢、食欲不振、嘔吐、血便排泄、鼓腸、腹痛、胃腸炎、咳嗽鼻漏(せきや鼻水)、皮膚炎などであり、いずれも一過性で重篤なものはまれとされています。
また、ワクチン接種により、腸重積症(ちょうじゅうせきしょう、腸の一部がほかの部分に入り込んで、腹痛などをおこしてしまう病気)のリスクが上昇することが知られています。
出生6~32週
初回接種は生後2カ月~出生14週6日後
27日以上の間隔で3回を経口接種
下痢、嘔吐、便秘、発熱、中耳炎、胃腸炎、鼻咽頭炎、ラクトース不耐症、気管支痙攣、蕁麻疹、血管浮腫などであり、いずれも一過性で重篤なものはまれとされています。
また、ワクチン接種により、腸重積症(ちょうじゅうせきしょう、腸の一部がほかの部分に入り込んで、腹痛などをおこしてしまう病気)のリスクが上昇することが知られています。
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