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更新日:2024年1月10日

千葉卜枕(飯笹平六左衛門胤重)の墓

  • 大村市指定史跡
  • 所在地:大村市桜馬場一丁目

千葉卜枕は、飯笹平六左衛門胤重といい、肥前小城の城主であった千葉氏の子孫にあたります。後に卜枕と号しました。寛文4年(1664年)放虎原に屋敷と35石の領地を与えられ、放虎原の開拓を命じられました。その当時の放虎原は、荒涼とした原野で胤重はここを豊かな田や畑にするために、萱瀬から大村湾へ長い溝を掘り郡川の水を引きました。努力の末、160町歩(160ヘクタール)にわたる田や畑を開拓することができました。また、胤重は萱瀬山の材木を運ぶために掘られた水路を利用し、和紙の原料となる楮をさらし、紙漉業を興しました。胤重は長崎街道沿いに数千本の杉・櫨・楮などを植えました。杉は建築用・櫨はろう・楮は紙の原料として用いられました。
寛文5年(1665年)街道を今の国道34号線沿いに付け替え、胤重もここに移り住みました。そして、桜・杉・桃などを植え、翌6年には祇園社(現八坂神社)を建て、桜町という新しい宿場をつくりました。

千葉卜枕の墓

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