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更新日:2024年1月10日
平安時代末から鎌倉時代に制作されたと考えられる如来像で、縦が1.8メートル、横が3.1メートルの大きな岩の表面に線刻したものです。荒れた石面を加工することなく線刻を施している点に特徴があります。専門的な工人が作成したものではなく、修験者のような専門的知識を持つ人が、自身の徳のために線刻した可能性があります。発見当時は、福重町上八龍地区の田の土手に放置されていましたが、その後、福重郷土史同好会によって現在地(弥勒寺公民館)に安置され、保管・公開されています。彫出の技術が高いことに加え、キリシタンによる寺社破壊の歴史をくぐり抜けた稀有な存在であり、大村の特殊な歴史性を物語る文化財です。
線刻仏の実測図
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