ここから本文です。

更新日:2024年1月10日

長与専斎の旧宅

  • 大村市指定史跡
  • 所在地:大村市久原二丁目

国立長崎医療センターの入り口の左手にある「松香館」は、昭和33年に当時の病院長が片町にあった旧宅の一部を移されたものです。
この旧宅は、専斎の祖父の長与俊達が天保の頃、片町に家屋を与えられ「宜雨宜晴亭」と呼んだ屋敷です。
長与家は代々医者の家でした。祖父俊達の時10代藩主純昌のご典医となり、専斎は天保9年(1838年)に宜雨宜晴亭で生まれ、父が早くに亡くなったため、祖父俊達に育てられました。安政元年(1854年)大阪の緒方洪庵の塾に入り、万延元年(1860年)まで勉強し、帰藩後は長崎のポンペ医学伝習所で学び、明治元年長崎病院長に選ばれ、長崎医学校(現長崎大学医学部)学頭になりました。
明治4年上京し、新政府の医療制度作りに携わりました。医師の免許制度を整え、伝染病の予防や上下水道の整備を進めました。「衛生」という言葉は専斎が作り出したものです。

長与専斎旧宅

よくある質問

お問い合わせ

教育委員会事務局文化振興課文化財グループ

856-8686 大村市玖島1丁目25番地 別館4階

電話番号:0957-53-4111(内線:369)

ファクス番号:0957-52-9700