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更新日:2024年1月10日

第21海軍航空廠本部防空壕跡

  • 大村市指定史跡
  • 所在地:大村市古賀島町

第21海軍航空廠は、太平洋戦争直前に設けられた海軍の飛行機を製造・整備をする工場です。昭和16年10月1日に開設されました。古賀島、森園一帯の面積約217万平方メートルの敷地に工員5万人が働く、東洋一と称される巨大な工場でした。工員とその家族が大村に集まり、大村の人口は著しく増加し、これを契機に、大村町は周辺の5村(三浦村、鈴田村、萱瀬村、福重村、松原村)と合併し、昭和17年2月11日に大村市が誕生しました。
しかし、巨大な工場は敵の攻撃目標となり、昭和19年10月25日、中国から飛来したアメリカ軍のB-29による空襲で壊滅的な被害を受け、死者約300人、負傷者約400人という犠牲者が出ました。
防空壕は、地上部分はコンクリートの上に土を盛り、側面に2つの入口を設け、階段を降りた地下に24平方メートルほどの一室がありました。入口周辺のコンクリートには空襲の際の銃撃によってできた多くの弾痕が残っており、激しい空襲の様子を今に伝えています。

防空壕

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