ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化 > 文化財 > 大村市内の指定文化財一覧 > 小路口鬼の穴古墳
ここから本文です。
更新日:2024年1月10日
JR竹松駅の裏の住宅を過ぎると、直径約20メートル・高さ3メートルほどのこんもりとした塚があります。これが、6世紀代に造られたと見られている小路口鬼の穴古墳です。地元では、古くから鬼の穴として知られており、郷村記にも「鬼穴之事」として古墳内部の石室のことがかなり正確に、細かく書かれています。このことから江戸時代には、すでに石室が開口していたことがわかります。現在は入ることはできません。
石室は、ほぼ南に向かって開口しており、巨大な石材で築かれています。中に入ると部屋が二つあり、複室構造の石室である事がわかります。天井は大人が立っても届かないほどで、およそ2メートル近くあります。部屋はほぼ方形をしており、人骨や副葬品などの遺物を見つけることはできません。古墳の前庭部と思われる箇所から須恵器の一部が出土しており、その型式から7世紀代のものと考えられ、追葬が行われたものと推測されます。
よくある質問
お問い合わせ