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更新日:2023年12月20日
明暦3年(1657年)、潜伏キリシタンが発覚した大事件「郡崩れ」に関係する場所です。本小路牢とも呼ばれ、慶安元年(1648年)三代藩主大村純信の時に、長崎奉行からの要請で、異国の囚人や特別に幕府の指令によって捕えられた罪人などを入れるために作られました。
さらに、文化9年(1812年)には、中国人を入れる唐人牢を併せ持ち、幕府から預かった囚人を入れる牢として使われました。
牢に入れられた者には、長崎で捕えられた大坂浪人長井勘兵衛、郡崩れの時の潜伏キリシタンたち、幕末の大村騒動での逮捕者などがありました。この他にも、長崎奉行より囚人を預かった記録があり、長崎に近い大村藩の役目をうかがわせる場所です。
現在では、特にその跡は残っていませんが、本小路から小姓小路に通じる坂道を「牢屋の坂」と呼んでいます。
大村市玖島一丁目
JR大村駅からバスで約10分「本小路」バス停下車、徒歩約3分
長崎自動車道大村インターチェンジから車で約15分
長崎自動車道木場スマートインターチェンジ(ETC専用)から車で約10分
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