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更新日:2023年12月20日

大村今富のキリシタン墓碑

この墓碑は、半円柱型のキリシタン墓碑で、墓石の上部、本来なら伏碑にした場合、正面にあたるところに、「台付干十字紋」を刻んだ典型的なキリシタン墓碑です。

現在は正面を向いている、かつての墓碑の底面には「天正四丙子十一月十一日/不染院水心日栄霊/一瀬治部大輔」と刻んであります。ここから、墓の主は、日本初のキリシタン大名大村純忠とともに横瀬浦で洗礼を受けた一瀬栄正と考えられてきました。

ところが、近年の調査で「干十字紋」の横に「慶長十九年」(1614年)の文字が発見されたことから、この墓は、慶長19年に一瀬栄正ではない別のキリシタンのために建てられたと考えられます。

その後、キリシタン禁教時代となり、大村藩内ではキリシタン墓地の探索と破壊が行われ、取り締まりが厳しくなったため、墓碑を縦に起こし、仏教の戒名を記し、仏式墓碑に改造したものと考えられています。墓の右には手水鉢が置かれていますが、これも元は同様のキリシタン墓碑であったものを転用したものです。

今富キリシタン墓碑
県指定史跡

所在地

大村市今富町

アクセス

JR大村駅から車で約20分

長崎自動車道大村インターから車で約10分

よくある質問

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産業振興部観光振興課観光振興グループ

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