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更新日:2023年12月20日

田下のキリシタン様式墓碑

国道444号線沿いの田下(たじも)の入口に、承応2年(1653年)に建てられた板状扁平形の墓碑が2基あります。これは、幕府のキリシタン禁教後であり、潜伏キリシタンの大発覚事件となって大村藩を揺り動かした「郡崩れ」直前という厳しい禁教の時代に建てられた大変貴重なものです。

この墓碑の特徴は、キリシタン様式の墓碑であるにも関わらず仏教の戒名を刻んであることです。1基は側面に、1基は付属塔と思われるものに刻んであり、日本でも大変珍しいものです。

大村藩では、「郡崩れ」以降、キリシタンの捜索も一層厳しくなり、残っていたキリシタンの墓なども破壊されたようです。この墓はそうした取り締まりから逃れるためにキリシタン様式の部分を土中に埋め、仏教の戒名を刻むなど仏教様式に改変したようです。

長い間、地中に眠っていましたが、地表面の流出により再び隠されていた部分が現れてきました。他の一部の墓碑とともに大村の禁教時代をしのばせる貴重なものです。

田下のキリシタン様式墓碑
市指定史跡

所在地

大村市田下町

アクセス

JR大村駅からバスで約20分(下田下バス停下車)、徒歩約5分

長崎自動車道大村インターから車で約10分

よくある質問

お問い合わせ

産業振興部観光振興課観光振興グループ

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