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更新日:2024年2月7日
各教科等の授業で、生徒自身が学びを振り返るためのクラウドとGoogleアプリを活用した振り返りを記録するものです。アプリを活用しての振り返りはこれまでも多くの学校で実践されていますが、記録が生徒の手元に残らない、学級全員の一覧で記録するため一人一人の継続して記録したシートができないなどの課題がありました。そこで、Google Apps Script を活用して、教科担任には生徒全員全部の授業回の記録を一覧できるシートと生徒一人一人の個別のシートが自動的に作成され、個別のシートは生徒と自動的に共有し生徒がいつでも閲覧できるようになっています。この振り返りシートを活用することで、生徒の自律的な学びを支援することができると考えています。
【必要なファイル】
これらのファイルを自分のアカウントのドライブに「振り返りシート」等のフォルダをつくり保存する
【名簿の作成】
「名簿」ファイルに生徒の名簿データを入力する
〈メール〉〈年〉〈組〉〈番号〉〈氏名〉を入力(既存の名簿からコピー)する※関数により〈年組番号氏名〉が自動的に入力される ※列の追加等はできない
※名簿データがない場合は、名簿データ収集フォームを用いて生徒に回答させデータを収集する。
必要な各ファイルを次のリンクから自分のドライブにコピーする
〇これらをコピーすると自分のドライブの「マイドライブ」にコピーされる
〇これらのファイルは「コピー~名簿」などと「コピー~」などがファイル名に追加されているので、ドライブの各ファイル名の上にカーソルを置き右クリックする。〈名前を変更〉をクリックして、「コピー~ 」の文字を消去する。このとき「空白」が残らないように「空白」も消去すること。
〇これら4つのファイルを「振り返りシート」などと名前を付けたフォルダに移動する
・各ファイル名の上で右クリックし、〈整理〉-〈移動〉をクリックして、「振り返りシート(例)」フォルダに移動する。
〇授業振り返り_〇年〇科(フォーム)のスクリプトの設定を行う
①「振り返りシート(例)」フォルダのID、「名簿」ファイルのIDを取得
・「振り返りシート(例)」フォルダを開き、URLの「https://drive.google.com/drive/folders/1zhExt5InhdcrHcb11UcRPrqMZevLvnyE」の赤文字の部分がフォルダのID
・「名簿」ファイルを開き、URLの「https://docs.google.com/spreadsheets/d/1cce2Nz2VH6rcgCJT0rQJAKJBl9pUt3IR22inzKK_BoY/edit#gid=0」の赤文字の部分が「名簿」ファイルのID
②授業振り返り_〇年〇科(フォーム)を開く。画面右上の3点リーダーをクリックし、〈スクリプトエディタ〉をクリックする
③12行目「const FOLDER_ID = '1vxgRwCosbbMS6GVZMA9nF4cX3t5SEGkB'」の’ ’
(シングルコーテーションの間の部分)を「振り返り(例)」フォルダのIDに置き換える
→const FOLDER_ID = '1zhExt5InhdcrHcb11UcRPrqMZevLvnyE'
④18行目「const meiboss = SpreadsheetApp.openById("1NWKeZUXIRayxAiTDe9UEdhwilUIuCkSUlImoBmRAP3I"」の” ”
(ダブルコーテーションの間の部分)を「名簿」ファイルのIDに置き換えるの
→const meiboss = SpreadsheetApp.openById("1cce2Nz2VH6rcgCJT0rQJAKJBl9pUt3IR22inzKK_BoY"
⑤画面上側の「プロジェクトの保存」(フロッピーのアイコン)をクリックする
⑥次に青い線で囲んだアイコン「トリガー」をクリックする。画面右下の「トリガーの追加」をクリックする
⑦開いた画面の「イベントの種類を選択」を「フォーム送信時」を選択し、右下の「保存」をクリックする
⑧アカウントの選択が求められるので、自分のアカウントを選択する。次の画面で、下の方にある「許可する」をクリックする。
以上でスクリプトの設定は終了です。