全線フル規格化の実現に向けて

- 九州新幹線西九州ルートはフリーゲージトレインによる運行が予定されていましたが、フリーゲージトレインの完成のめどが立っておらず、2022年度の開業は武雄温泉駅での対面乗換方式(リレー方式)による暫定開業になる見込みです。
- 本格開業の在り方については、国などにより「フル規格」「ミニ新幹線」といったフリーゲージトレイン以外の整備方法も検討が行われていますが、長崎県および大村市を含む沿線市では速達性・定時制に優れた新幹線の効果が最大限に発揮される全線フル規格による西九州ルートの整備を要望しています。

西九州ルート全線フル規格化PR名刺テンプレート
九州新幹線西九州ルートの全線フル規格化を推進するために、名刺のテンプレートを作成いたしました。
全線フル規格化に向けて、ぜひご活用をお願いします。
名刺デザイン

名刺テンプレートの説明
九州新幹線の全線フル規格化の推進を目的とした名刺です。
- 文字を入力することにより、自分の名刺を作成することができます。
- A4用紙(名刺用紙)にプリントアウトしてカットします。
- 名刺は「表面」「裏面」の両方がありますが、「表面」のみの使用も可能です。
- 画像の縦横比を変えたり、トリミングしたりすると、データがくずれる場合があります。
- 名刺そのものを商品化して販売することや、名刺テンプレートの配布を目的とした2次使用は禁止します。
利用方法
- 下のリンクから名刺データを読み込み、パソコンに保存してください。
- 氏名や住所などをテキストボックスに入力してください。
データの仕様
- 名刺の大きさ:55ミリメートル×91ミリメートル
- 用紙の余白:上余白11ミリメートル,横余白14ミリメートル
- プリンターにA4用紙をセットしてください。(高品質な用紙ほど、イラストがきれいに印刷できます)
- 印刷設定で、印刷用紙の種類を選択し、印刷の品質を「きれい」「高精細」などに設定してください。
- 拡大・縮小は「なし」「等倍印刷」などに設定してください。(縮小や用紙サイズに合わせるなどの設定では、名刺のサイズが小さくなります)
- プリントできたら、枠に沿ってカットして完成です。
ダウンロード
- 【表面】全線フル規格化PR名刺テンプレート(WORD:84KB)
- 【裏面】全線フル規格化PR名刺テンプレート(WORD:187KB)
フル規格新幹線とは
一般的な在来線の線路幅1,067ミリに対して新幹線の線路幅は1,435ミリ(標準軌)と広くなっています。また、高架橋やトンネルが多く、踏切がないため、高速で安定した走行が可能であり、定時性・安定性に優れています。
九州新幹線(鹿児島ルート)をはじめ、山陽新幹線、東海道新幹線など、全国のほとんどの新幹線がこの規格です。
在来線車両と比較して、車両も大きいため、旅客輸送にも優れており、最大5列の座席配置が可能です。
- 所要時間が大幅に短縮されます
- 雨・風・雪等の天候による影響を受けにくく、定時運行できます。
- 福岡までの通勤・通学も可能になります。
- 中国・関西圏がぐっと身近に。観光やビジネスなどによる交流人口が拡大し観光、経済の活性化が期待できます。

ミニ新幹線とは
在来線の線路を標準軌の車両も走ることができるように改修することにより、標準軌のミニ新幹線と在来線車両の同時運行が可能にできる方式です。
在来線のトンネルやプラットホームをそのまま使用するため、車両の幅は在来線の特急車両と同じになります。
在来線区間は特急列車として運行するため、最高速度は時速130キロメートルとなります。
山形新幹線と秋田新幹線で運行されています。
- 在来線区間の最高速度が時速130キロメートルであるため、博多までの時間短縮効果が対面乗換方式とほとんど変わりません。
- 線路の改修工事期間中は在来線の長期的な運休が必要になることなど課題があります。
- 在来線区間では雨・風・雪等の天候による運休・遅延など定時性、安全性が懸念されます。

整備のあり方に係る調査について
平成30年3月30日に国土交通省から九州新幹線西九州ルートの整備のあり方についての検討資料が与党PT検討委員会に示されました。
フリーゲージトレイン、フル規格、ミニ新幹線で整備する場合の費用、投資効果、収支採算性、山陽新幹線への乗り入れ等を検討した内容が記載されています。特に、投資効果(B/C)ではフル規格で整備した場合「3.3」、ミニ新幹線で整備した場合「2.6から3.1」とされ、フル規格が最も高い数値となっています。
新幹線まちづくりシンポジウム「フル規格で西九州の未来を語ろう」を開催しました。
- 新幹線まちづくりシンポジウム「フル規格で西九州の未来を語ろう」を開催し、長崎県、佐賀県から500人が来場しました。第1部では、日本の生活・暮らしぶりの中の魅力(生活文化資源)の観光商品化や西九州ルート沿線が一体となった魅力づくりなどについて講演があり、第2部のパネルディスカッションでは、全線フル規格化による全国の高速交通網との接続こそが重要といった意見が交わされました。
- 日時:平成29年12月3日(日曜日)
- 場所:嬉野市公会堂




参考:チラシ
新幹線まちづくりシンポジウム「フル規格で西九州の未来を語ろう!」(PDF:888KB)