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更新日:2024年3月7日
玖島城に付属した「お船蔵」で、元禄年間(1688年~1703年)の初め、4代藩主大村純長の時に、この地に移設されたものです。
当時は陸上の交通手段が限られていた時代であり、海上輸送に依存するところが大きく、築港と船蔵の建設が必要になったものと思われます。
藩船には藩主が乗る御座船をはじめ、兵員の輸送船や物資の運搬船などがあり、ここに格納しました。
この船蔵には3本の船渠(ドック)があり、1本の長さは31メートル、幅は8.4メートルで、船蔵屋(屋根)の礎石や石垣が残っています。
船蔵は、多くの藩に設けられていますが、原形のまま保存されているものは極めて少なく、貴重な遺構です。
なお、東側の現在の教育センターの場所には、「米蔵」や「硝石小屋」などがありました。
大村市玖島1丁目
JR大村駅からバスで約10分(公園入口バス停下車)、徒歩約10分
長崎自動車道大村インターチェンジから車で約15分
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