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更新日:2023年8月1日

熱中症予防のために

室内での熱中症にご注意を

急激な気温上昇に伴い、室内での熱中症発生が増加しています。エアコンを使用し、長時間の高温多湿の環境を避けましょう。節電を意識しすぎるあまり、健康を害することのないようご注意ください。

また、気づかないうちに脱水になる「隠れ脱水」にも注意が必要です。

のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を行いましょう。

「熱中症警戒アラート」発表時は予防行動の徹底を

「熱中症警戒アラート」と「暑さ指数(WBGT)」をチェック

次のウェブサイトで本日の「熱中症警戒アラート」と「暑さ指数(WBGT)」の発表状況が確認できます。

熱中症警戒アラートとは

熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。

暑さ指数(WBGT)とは

人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に影響の大きい「気温」「湿度」「日射・輻射など周辺の熱環境」の3つが取り入れられた指標です。暑さ指数(WBGT)が28以上になると注意が必要です。

「暑さ指数」とは(環境省)(外部サイトへリンク)

目次

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熱中症とは

「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。環境や個人の状態によっては、室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

特に注意が必要な人

高齢者の場合

高齢者は、暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、暑さに対するからだの調整機能も低下しているので注意が必要です。室内に温湿度計を置き、のどが渇いていなくても、こまめに水分を補給しましょう。

子どもの場合

幼児は体温調節機能が十分発達していないため、特に注意が必要です。

晴れた日は、地面に近いほど気温が高くなるため、背が低い幼児は、大人以上に暑い環境にいます。

暑さ指数が高い日の外出や外遊びは避け、こまめに水分を補給しましょう。

熱中症の症状

【重症度1度】めまい、失神、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分の不快

【重症度2度】頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感、ごく軽い意識障害(「いつもと様子が違う」程度)

【重症度3度】意識障害、意識消失、けいれん、手足の運動障害、高体温

熱中症が疑われる場合の対応

涼しい環境への避難:風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内などに避難させましょう。

脱衣と冷却:衣服をゆるめ、体を冷やしましょう。(特に、首のまわり、脇の下、足の付け根など)

水分・塩分補給:水分・塩分、経口補水液などを補給しましょう。

自力で水が飲めない、意識がない場合などはすぐに救急車を呼びましょう。

熱中症を防ぐためには

暑さを避けましょう

行動の工夫

  • 暑い日は決して無理しない
  • 日陰を選んで歩く
  • 涼しい場所に避難する
  • 適宜休憩をする、頑張らない、無理をしない
  • 天気予報を参考にし、暑い日や時間帯を避けて外出や行事の日程を検討する

住まいの工夫

  • 風通しを良くする
  • ブラインドやすだれを使い、窓から差し込む日光を遮る
  • 我慢せずに冷房を入れる、扇風機も利用する
  • 換気をする場合は、室内温度が高くなるため、エアコンの設定温度をこまめに調整する

衣服の工夫

  • ゆったりした衣服にする
  • 襟元をゆるめる
  • 吸汗・速乾素材や軽・涼スーツなどを活用する
  • 炎天下では、熱を吸収する黒色系の素材を避ける
  • 日傘や帽子を使う
  • マスクを着用する場合は、強い負荷の作業や運動はさけ、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をする

こまめに水分を補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給をしましょう。
  • アルコールでの水分補給は逆効果です。
  • 1日あたり1.2リットルの水分補給(食事などに含まれる水分を除く)をしましょう。
  • 起床時、入浴前後に水分補給をしましょう。
  • 大量に汗をかいたときは塩分も忘れずに

急に暑くなる日に注意しましょう

  • 体が暑さに慣れていないと熱中症が起こりやすくなります。
  • 梅雨の合間に突然気温が上がった日や、梅雨明け後に急に蒸し暑くなった日は熱中症になりやすくなります。
  • 暑いときは無理をせず、徐々に暑さに慣れるように工夫しましょう。

各人の体力や体調を考慮しましょう

熱中症の発生には、その日の体調が影響します。

寝不足、二日酔い、風邪などの体調不良のまま暑い環境に行くことは、非常に危険です。

小児や高齢者、肥満の人、心肺機能や腎機能が低下している人も熱中症になりやすいので注意しましょう。

声をかけあいましょう

熱中症の症状は、自分では気づきにくいことも多いです。互いに体調を気遣い合い、様子がおかしいときは、すぐに声をかけましょう。
集団で行動するときは、休み時間を予定に入れ、こまめに水分を補給しましょう。

参考資料

熱中症予防のために(厚生労働省リーフレット)(PDF:772KB)

熱中症環境保健マニュアル2022(環境省)(外部サイトへリンク)

よくある質問

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福祉保健部国保けんこう課健康づくりグループ

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