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更新日:2024年6月20日
令和2年6月19日に「砂糖文化を広めた長崎街道・シュガーロード」が日本遺産に認定されました。
大村市はこれまで、長崎市、諫早市、嬉野市、小城市、佐賀市、飯塚市、北九州市の7市とシュガーロードに関するストーリーについて、日本遺産への申請を行ってきました。
室町時代末期から江戸時代、西洋や中国との貿易で日本に流入した砂糖は、日本の人々の食生活に大きな影響を与えた。なかでも、海外貿易の窓口であった長崎と小倉を繋ぐ長崎街道沿いの地域には、砂糖や外国由来の菓子が多く流入し、独特の食文化が花開いた。現在でも、宿場町をはじめ、当時の長崎街道を偲ばせる景観とともに、個性豊かな菓子が残されている。
輸入砂糖や菓子との関わりの深い長崎街道「シュガーロード」を辿ると、長崎街道の歴史だけでなく、400年以上もの時をかけて発展し続ける砂糖や菓子の文化に触れることができる。
全域:長崎街道
長崎市:出島和蘭商館跡、長崎くんちの奉納踊、カステラ、有平糖など
諫早市:諫早おこし、諫早おこし道具
大村市:松原宿、へこはずしおこし、おこし製造道具、大村寿司
嬉野市:嬉野市塩田津(国選定重要伝統的建造物群保存地区)、逸口香、金華糖など
小城市:村岡総本舗羊羹資料館、普茶料理、小城羊羹など
佐賀市:丸ぼうろ、寿賀台(すがだい)、菓子仕方控覚(鶴屋文書)など
飯塚市:名菓ひよ子、千鳥饅頭、なんばん往来など
北九州市:福聚寺(ふくじゅじ)、常盤橋(ときわばし)、小菊饅頭、金平糖、くろがね羊羹など
長崎市、諫早市、大村市、嬉野市、小城市、佐賀市、飯塚市、北九州市
シュガーロードの歴史と文化を活かし、西日本一帯の地域の活性化を目指して、平成20年10月31日に「シュガーロード連絡協議会」を設立しました。現在、8市(長崎市、諫早市、大村市、嬉野市、小城市、佐賀市、飯塚市、北九州市)を中心に3県(長崎県、佐賀県、福岡県)や菓子業界・関係機関が一体となってシュガーロードに関する情報の交換やPRなどを行っています。
「日本遺産(JapanHeritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(JapanHeritage)」として文化庁が認定するものです。
ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形のさまざまな文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
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