ホーム > くらしの情報 > 定例相談・消費生活相談 > 相談事例 > 占い師や鑑定士を名乗る者から次々とメッセージが届いてやめられない・占いサイトのトラブルに注意しましょう
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更新日:2020年12月2日
独立行政法人国民生活センターが報道発表した情報では、全国の消費生活センターなどには、占いサイトやアプリに関する相談が年間1000件以上寄せられており、2019年度以降、増加しています。特に女性の相談が多く、8割が女性のトラブルです。
消費者が無料のつもりで占いサイトなどに登録すると、占い師や鑑定士を名乗る者に「あなたは素晴らしい金運を持っている」「良縁に恵まれる」などと言われ、複数回にわたって占いや運勢鑑定と称したやりとりをしたものの、金運や恋愛運の向上などの結果は得られず、やりとりのために高額なお金を支払ってしまったなどのトラブルがみられます。そのほか、「占いサイトに名前や生年月日などを登録してから、知らないサイトからメールがたくさん届くようになった」など占いサイトなどに関連した迷惑メールや、電話の占いサービスに関する相談も寄せられています。
携帯電話でインターネットを閲覧していると占いサイトの体験ページがあり、名前や生年月日などを登録した。その後、金運専門の鑑定士Aから鑑定チケットを1000円で発行するとのメッセージがあり、クレジットカードで支払った。Aから職業や所得などを聞かれて答えると、「一攫千金の鑑定士Bが一週間日本にいるので紹介したい」「Bは選ばれし者のみを鑑定し、必ず宝くじの高額当選に導く」と言われた。やりとりについて口外しないこと、最後まで鑑定を受けること、Bを信じることを約束させられ、Bの鑑定の実績の証拠として、宝くじの当選者の通帳の写真が届いた。2日間の無料期間終了後はメッセージ1通あたり1500円分のポイントが必要となったが、宝くじの当選番号を導き出すために特定の言葉を一文字ずつ送信するよう指示され、2週間以上やりとりし、ポイント料金や鑑定料として銀行口座振込で約17万円、クレジットカードで約38万円を支払った。いつまで続けたら結果がでるのかBに聞いても明確な回答がなく、「結果を出さないと必ず高額当選に導くという実績が崩れるため困る」「波動が乱れているから調整が必要だ」などと言われ、騙されていると思った。返金してほしい。
本情報は、消費者行政担当部署からの情報をもとに編集・発行しています。
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