ホーム > くらしの情報 > 定例相談・消費生活相談 > 相談事例 > 宅配便業者を装った「不在通知」の偽SMSに注意しましょう
ここから本文です。
更新日:2020年12月2日
独立行政法人国民生活センターが報道発表した情報では、全国の消費生活センターなどには、宅配便業者を装った「不在通知」の偽SMSに関する相談が寄せられています。
消費者に送られてくるSMS(ショートメッセージサービス)には偽サイトに誘導するためのURLが記載されており、相談事例では、偽サイトにアクセスして不正なアプリをインストールした結果、同じ内容のSMSが自身のスマートフォンから自動的に多数の宛先に送信されてしまい、身に覚えのない通信料を請求されるケースがみられます。
また、アクセスした偽サイトで入力したID・パスワード、暗証番号、認証コードなどが携帯電話会社のキャリア決済などで不正利用されて、身に覚えのない請求を受けるケースもみられます。
40歳代男性の事例は「スマートフォンに宅配荷物の不在通知のSMSが届き、確認するためリンク先にアクセスした。すると何かダウンロードするような画面になったが、すぐ元に戻ったので静観していた。数日後、見知らぬ複数の相手から電話の着信があり、不在配達の荷物の受け取りについての申し出を受けたので「私は無関係だ」と伝えて電話を切った。
その後、電話番号を変更するため携帯電話のショップを訪れ、請求内容を確認したところ、SMSが届いて以降、私の電話番号から海外宛てにSMSが100回以上送信されているとのことで、通信料を1万円以上請求されていた。請求を取り消ししてほしい」というものでした。
40歳代男性の事例は「数か月前にスマートフォンに宅配便の不在連絡のようなSMSが届いたので、記載されていたURLにアクセスした。その時に何を入力したのか明確には覚えていないが、氏名などの個人情報を入力して返信してしまったかもしれない。その後、約11万円がキャリア決済されていて、電子マネーが購入されていることが分かった」というものでした。
本情報は、消費者行政担当部署からの情報をもとに編集・発行しています。
よくある質問
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ