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更新日:2020年11月25日

冬季に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください

厚生労働省の「人口動態調査」によると、高齢者の「不慮の溺死及び溺水」による死亡者数は高い水準で推移しており、近年では「交通事故」による死亡者数よりも多くなっています。発生場所としては、家や居住施設の浴槽における事故が多く、11月~4月の冬季を中心に多く発生しています。事故を防ぐためには、高齢者本人だけでなく、家族の方など周りの人も一緒になって入浴習慣を見直すことが大切です。
11月26日は「いい風呂」の日です。これから冬にかけて、家の中でも冷え込みや温度差が生じやすく、事故が起こりやすい季節です。この機会に、安全に入浴するための以下の点について確認しておきましょう。

  1. 入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう。
  2. 湯温は41度以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。
  3. 浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
  4. 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避けましょう。
  5. 入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらいましょう。

高齢者の入浴中の事故に御注意

高齢者の入浴中の事故を防ぐためのアドバイス

入浴中の事故は、持病がない場合や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。「自分は元気だから大丈夫」と過信せず、「自分にも、もしかしたら起きるかもしれない」と意識することが大切です。また、本人だけでなく家族や周囲の方が一緒に注意することが大切です。さらに、寒さが厳しくなると温度差により事故のリスクが高まる可能性がありますので、気象予測情報からヒートショックの目安を示す「ヒートショック予報」なども参考にしながら、日々の対策を心がけましょう。

事故発生時の対応方法

浴槽でぐったりしている人(溺れている人)を発見したら可能な範囲で対応しましょう。

  1. 浴槽の栓を抜く。大声で助けを呼ぶ、人を集める。
  2. 入浴者を浴槽から出せるようであれば救出する(出せないようであれば、蓋に上半身を乗せるなど沈まないようにする。)。直ちに救急車を要請する。
  3. 浴槽から出せた場合は、肩をたたきながら声を掛け、反応があるか確認する。
  4. 反応がない場合は呼吸を確認する。
  5. 呼吸がない場合には肋骨圧迫を開始する。
  6. 人工呼吸ができるようであれば、肋骨圧迫30回、人工呼吸2回を繰り返す。できなければ肋骨圧迫のみ続ける。

いざというときのために、救命講習を受けるなど、応急手当を覚えましょう。

よくある質問

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