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更新日:2022年12月1日

祝・「風流踊」ユネスコ無形文化遺産登録決定

「大村の郡三踊」の沖田踊・黒丸踊を含む「風流踊」がユネスコ無形文化遺産に登録されることが決定しました

わが国よりユネスコ無形文化遺産への登録へ向け提案していた「風流踊」について、モロッコのラバトで開催された政府間協議において、登録されることが正式に決定しました。

ユネスコ無形文化遺産とは

芸能や社会的習慣、儀式及び祭礼行事、伝統工芸技術など形がないものが対象となります。わが国からは能楽や歌舞伎、和食など現在22件が登録されています(世界全体では530件)。

「風流踊」とは

鉦や太鼓、笛などの囃しや小唄に合わせて、衣装を飾った人々が群舞する中世の踊りです。念仏踊、太鼓踊、小歌踊、盆踊など現在に受け継がれています。今回の登録は24府県、42市町の41件の踊りが対象で、大村市からは「大村の郡三踊」のうち沖田踊保存会と黒丸踊保存会が参加しています(寿古踊保存会は参加を辞退)。

「大村の郡三踊」とは

約500年前の戦国時代に、領主の大村純伊が領地を回復した祝いの席で初めて踊ったとされる、寿古・沖田・黒丸の各地区に伝わる三つの踊りです。県内でも数少ない中世芸能の姿を伝えるものとして、平成26年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

沖田踊

沖田踊

黒丸踊

黒丸踊

大村市長談話

このたび、「大村の沖田踊・黒丸踊」を含む「風流踊」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されることが決定しました。

これらの踊りが、平成26年に国の重要無形民俗文化財に指定されたことに続き、3年近くの時間をかけ地元保存会、国・県と連携しながら、ユネスコ無形文化遺産への登録に向け準備を進めてまいりました。

このたび世界規模でその価値を認めていただけたことを、地元保存会の皆様、市民の皆様とともに、大変喜んでいるところです。

まさに地域の誇りであり、500年もの間、受け継いできた地元保存会の皆様とともに、市民のご理解をいただきながら、この貴重な文化遺産を未来に向かって守り、継承していかなければならないと気持ちを新たにしております。

大村市教育委員会教育長談話

このたび、「大村の沖田踊・黒丸踊」を含む「風流踊」が、ユネスコ無形文化遺産に登録されることに決定しました。郷土の伝統芸能が価値あるものとして世界に認められ、大変嬉しく思います。

今後も、地元保存会の皆様とともに、市民の理解もいただきながら、次の世代へと伝統芸能が継承されていくよう努めてまいります。

よくある質問

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