【警戒情報】ワンクリック請求のトラブル

事例

40歳代男性の事例は、「昨日、スマホで「無料」と表示されていたアダルトサイトで、「18歳以上」をクリックした後に年齢を入力したら、突然、有料会員登録になり、30万円の料金請求画面が表示された。驚いて「退会の手続き」の画面があったので、表示された電話番号に電話をかけたが誰も出なかった。しかし、今日サイト業者から電話があり「有料会員登録をしていてるので30万円を支払ってほしい。支払いがなければ、民事訴訟する。」と請求された。どうしたらいいか。」というものでした。

消費生活センターからのアドバイス

全国の消費生活センターなどには「アダルトサイトを見ようとしたら、突然「登録完了」などの画面が表示され高額な料金を請求された、支払ってしまった」などの「ワンクリック請求」に関する相談が多く寄せられています。
ワンクリック請求とは、無料と思って再生画面や年齢確認をクリックした利用者に対し、サイト運営者が利用者の意思に反して「会員登録」を行い、料金を請求するなどの手口です。インターネットを悪用した不当な料金請求の一種です。

トラブル防止のポイントは次のとおりです

「無料」のキーワードでサイト検索をしても無料サイトとは限りません。安易にクリックしないようにしましょう。
「退会・解約はこちら」「誤操作の人はこちら」などの案内があっても、決して連絡してはいけません。支払いをさらに求められたり、個人情報を聞き出されたりする危険があります。
事業者にお金を支払ってしまうと、取り戻すことは困難です。慌てて支払わないようにしましょう。
2次被害に注意しましょう。ネットで検索した「トラブル解決」などをうたう窓口に相談したら、相手は探偵業者で、調査費用を請求された上に解決できないという事例もあります。まずは消費生活センターなどへ相談しましょう。

本情報は、令和3年6月29日配信の長崎県消費者被害防止ネットワーク情報をもとに編集・発行しています。